
外貨預金の隠れたリスク:アンダー・パーとは?
外貨預金を考える際、「額面割れ」という状態を知っておくと良いでしょう。これは、債券の市場価格が、券面に記載された金額を下回る状況を指します。外貨預金と債券は直接関係がないように思えますが、外貨建てで債券に投資する投資信託を通じて、間接的に影響を受けることがあります。例えば、海外の国債に投資する投資信託を購入した場合、その国債の価格が下落し額面割れとなると、投資信託の基準価格も下がり、外貨預金として運用している資金が減少する可能性があります。
額面割れは、金利の変動や経済情勢の変化など、様々な要因で起こります。特に、経済が悪化する懸念がある場合や、債券を発行している国の信用力が低下した場合などは、債券価格が下落しやすくなります。外貨預金を行う際には、預け先の金融機関がどのような金融商品に投資しているのかを把握し、リスクを理解しておくことが大切です。