
指数の変動を増幅する金融商品:レバレッジ型投資とは
レバレッジ型投資とは、特定の指標(原指標)の変動率に着目し、その変動率に一定の倍率を乗じて運用成果を目指す金融商品です。たとえば、あるレバレッジ型投資信託が日経平均株価の変動率の2倍を目指す場合、日経平均が1%上昇すると、その投資信託の基準価額は約2%上昇することを目指します。しかし、日経平均が1%下落すると、基準価額も約2%下落します。このように、レバレッジ型投資は原指標の動きを大きくするため、積極的な投資戦略に適しています。
この仕組みは、金融派生商品などを利用して実現されており、少ない資金で大きな投資効果が期待できますが、同時にリスクも大きくなります。そのため、レバレッジ型投資を行う際は、仕組みとリスクを十分に理解することが重要です。特に、レバレッジ型商品は日々変動率を調整するため、中長期的な投資には適していません。短期的な市場の動きを予測し、積極的に利益を狙う投資家に向いています。