
全財産担保付社債とは?投資判断の注意点
全財産担保付社債は、会社が持つ全ての資産を担保とする社債です。万が一、発行会社が経営破綻した場合、社債を持つ人は他の債権者よりも優先して、担保の資産から弁済を受けることができます。これが全財産担保付社債の大きな特徴です。投資家にとって、無担保の社債に比べて危険性が低いと考えられます。しかし、担保となる資産の価値や、換金できるかどうかを詳しく調べる必要があります。会社のお金の状態はもちろん、担保となる資産の価値や、他の債権者との順番も確認が必要です。全財産担保付社債は比較的安全な投資先と見られますが、危険性がないわけではありません。投資をする際は、専門家と相談しながら、慎重に考えることが大切です。担保となっている資産の内容をしっかり理解し、その価値が変動することも考えておく必要があります。全財産担保付社債を投資計画に入れることで、安定性を高めることが期待できますが、信用しすぎるのは良くありません。