内閣府

景気動向指数は、我が国の経済全体の状態を把握し、将来の経済の動きを予測するために使われる大切な指標です。内閣府経済社会総合研究所が毎月公表しており、初めに速報値が出され、後日修正された値が発表されます。この指数は、様々な経済に関する数値をただ見るだけでなく、それらをまとめて一つの指標として示すことで、経済全体の流れを理解しやすくすることを目的としています。景気の山と谷を判断したり、今後の景気がどうなるかを予測したりするのに非常に役立ちます。個人で投資をする人から大企業の経営者、国の政策を考える人まで、多くの人がこの指数を参考に、投資の判断や会社の経営戦略、政策の決定を行っています。我が国の経済の現状を正しく理解し、将来に備えるために、景気動向指数は欠かせない道具と言えるでしょう。この指数を読み解くことで、私たちは経済の波に乗るための道しるべを得ることができます。例えば、一致指数が上がっていれば、今の景気が良くなっていることを示し、先行指数が下がっていれば、将来の景気が悪くなる可能性があることを示します。このように、景気動向指数は、過去、現在、そして未来の経済状況をつなぐ重要な役割を担っているのです。