利回り曲線

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投資情報

金利の地形図:イールドカーブ完全理解

イールドカーブ(利回り曲線)とは、債券の満期までの期間と、それに対応する利回りの関係を図で示したものです。金融市場の状況を把握する上で、とても大切な指標とされています。図の縦軸には利回り、横軸には満期までの期間を置き、それぞれを結んで曲線を描きます。この曲線を見ることで、短期金利と長期金利の差や、市場が予測する将来の金利動向を読み取ることができます。 例えば、将来の景気後退が予想される時、投資家は安全な資産である長期国債を買う傾向があります。そのため、長期金利が下がり、イールドカーブの形が変わることがあります。このように、イールドカーブは経済全体の健全さや、今後の金融政策の方向性を示唆する重要な情報源となるのです。
外貨預金

外国通貨預金における利回り曲線とは?その形状が示す意味

利回り曲線とは、異なる満期日までの金融商品が生み出す収益率をグラフにしたものです。通常、国の債券のように、安全性が高い金融商品の収益率が用いられます。この曲線を見ることで、市場にいる人々が将来の金利がどう動くかを予測しているのかを知ることができます。外国のお金を預ける場合の利回り曲線も同じ考え方で、それぞれの期間における預金の金利を線でつなぎ、グラフにしたものです。このグラフを使うと、ある時点での外国のお金の預金金利の期間構造、つまり満期までの期間と金利の関係を目で見て理解できます。例えば、短い期間の預金金利と長い期間の預金金利を比べたり、その差がどれくらいあるのかをすぐに確認できます。利回り曲線は、お金を預ける期間を選ぶ際に大切な判断材料となり、銀行などが金利を決める上でも役立つ情報を提供します。利回り曲線は、単なるグラフではなく、市場の期待や経済の状態を表す大切な指標なのです。