原資産価格

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先物・オプション取引

権利行使で損益が出ない状態:アット・ザ・マネーとは

金融派生商品、とりわけ選択権取引で使われる専門用語に「等価」というものがあります。選択権とは、将来の特定日に、予め定められた価格で特定の資産を買う、または売る権利のことです。この予め定められた価格を権利行使価格と言います。「等価」とは、この権利行使価格と現在の市場価格がほぼ同じ状態を指します。つまり、選択権を行使しても利益も損失も出ない状態です。選択権の買い手から見ると、購入費用を考慮すると実際には損失が出ている状態ですが、権利行使自体では利益を得られないという点で損益分岐点と考えることができます。等価の選択権は、将来の価格変動への投機や、資産全体の危険回避など、様々な戦略に利用されます。また、選択権価格の理論モデルにおいても重要な基準となります。選択権取引を理解する上で、等価の概念は非常に重要であり、その意味合いを正確に把握しておくことが不可欠です。
先物・オプション取引

権利行使価格と市場価格が等しい状態とは

金融の世界、中でも選択権取引は専門用語が多く、初心者には難しく感じられるかもしれません。今回は、権利を行使する価格と市場価格が同じになる状態について解説します。これは、選択権を行使した際に、利益も損失も出ない、まさに損益が分かれる点です。選択権取引の基本を理解する上で、非常に大切な考え方となります。 選択権取引は、将来の価格変動を見越して、特定の資産(株や通貨など)を売買する権利を売買する取引です。この権利を使うかどうかは、満期日における原資産の価格によって決められます。権利を行使する価格と市場価格が同じ状態は、その判断の分かれ道となる重要な点です。この状態を理解することで、選択権を使った戦略の幅が広がり、より良い取引ができるようになります。