基本年金

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基本年金とは?企業年金連合会からの給付について

基本年金とは、企業年金連合会が提供する年金制度の一つです。これは、過去に存在した厚生年金基金から途中で離脱した人々を対象としています。具体的には、基金からの離脱時に、その基金の規則に基づき、国が代わりに管理していた部分(代行部分)と、それに上乗せされた給付(基本プラスアルファ部分)の資金を企業年金連合会に移した人に、老齢厚生年金の受給開始年齢に達した後に支給されます。つまり、以前に厚生年金基金に加入していた期間がある方にとって、重要な年金制度でした。しかしながら、現在では原則として新たな加入は受け付けていません。ご自身の加入状況や受給資格については、企業年金連合会に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
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加算型年金とは?仕組みと特徴をわかりやすく解説

加算型年金は、企業年金の一種で、多くの会社で採用されています。この制度の大きな特徴は、年金として受け取るお金が二つの部分から構成されていることです。一つは基本となる部分で、これは国の年金制度である厚生年金と似た仕組みを持っています。会社は、この基本部分に加えて、会社の状況に応じて上乗せの給付を行うことができます。もう一つは加算される部分で、会社が独自に設計できます。例えば、会社の業績や従業員の頑張りに応じて給付額を変えたり、特定の条件を満たす従業員に特別な給付をしたりすることが可能です。このように、加算型年金は、国の年金制度を補いながら、会社が従業員のニーズに合わせた柔軟な年金制度を作ることができるという利点があります。会社は、加算部分の設計を通じて、従業員のやる気を高めたり、長く会社に勤めてもらうように促したりすることが期待できます。従業員にとっては、国の年金に加えて会社からの給付を受けられるため、老後の生活設計においてより安心感を得られます。