外貨建て外債

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海外の債券で資産を増やす:外貨建て外債の活用

外国の通貨で価格が示され、利子や元本の支払いがその通貨で行われる債券を、外貨建て外債といいます。これは、国内にいながら海外の経済状況や金利の動きを取り入れた投資ができるため、資産を様々に分散する方法として注目されています。例えば、米ドル建ての米国債やユーロ建てのドイツ国債などがあります。これらの債券を購入することで、円預金だけでは得られない利息や、為替相場の変動による利益を期待できます。しかし、為替変動のリスクや、債券を発行している国の信用に関するリスクも考慮に入れる必要があります。外貨建て外債は、満期まで持っていれば原則として額面金額で償還されますが、市場の金利変動や信用状況の変化によって、途中で売却する際の価格が変わる可能性があります。購入を考える際には、自身の投資目標やリスクを受け入れられる度合いをしっかりと把握し、専門家からの助言を受けることも有効です。また、外貨建て外債は、購入時や利息を受け取る際、償還時に為替手数料が発生することも忘れてはなりません。これらの手数料も考慮して、全体的な収益性を判断することが大切です。