
為替取引の要、仲値とは?その仕組みと活用法
為替の取引を行う上で基準となる相場として使われるのが仲値です。銀行が顧客に外国のお金を売買するレートを提示する際の基準となるもので、銀行が外国為替市場で取引する際の、買い相場と売り相場の中間の値を指します。この仲値は、銀行が為替相場を決める上でとても大切で、私たちの生活にも深く関わっています。海外へ旅行に行く際にお金を両替したり、海外のウェブサイトで品物を買う場合など、色々な場面で仲値が基準となって相場が決まります。
仲値を知っておくことは、無駄な手数料を払わないようにし、より賢いお金の使い方をするために欠かせません。為替相場は常に変わるため、仲値も常に変動します。銀行は通常、午前10時ごろの市場の相場を参考に、その日の仲値を決めます。その後、為替相場に大きな変動がない限り、その日の仲値は一日を通して使われる基準となります。ですから、為替取引をする際には、仲値が決まる時間や、その後の為替相場の変動に注意することが大切です。