
投資における元本払戻金とは?仕組みと注意点を解説
元本払戻金とは、投資したお金の一部が、運用益ではなく文字通り元本から払い戻されるものです。これは預金の一部を引き出すイメージに近く、受け取った金額がそのまま利益になるわけではありません。投資信託で資産を売却し、その代金を投資家へ還元する場合や、不動産投資信託で減価償却費を原資として支払われることがあります。一見利益が出ているように見えますが、実際には自分の資金が戻ってきているだけなので注意が必要です。税金の計算や再投資の際には、元本払戻金と収益分配金を区別することが大切です。元本払戻金を受け取ることで、課税対象額が変わる可能性があるため、専門家への相談も検討しましょう。また、元本払戻金を受け取った分、投資総額は減少し、将来の収益に影響を与える可能性があります。投資判断の際には、元本払戻金がどのような状況で発生し、投資戦略にどう影響するかを理解しておくことが重要です。