景気変動

景気とは、国の経済活動が全体として活発かどうかを示すものです。お店が賑わっていたり、仕事が見つけやすい状況は景気が良いと言えます。反対に、お店が閑散としていたり、職を失う人が増えるのは景気が悪い状態です。景気を判断する材料として、国内で新たに生まれた価値の合計である国内総生産の伸び率や、仕事を探している人の割合、物の値段が上がる割合などが使われます。景気が良いと、会社が得る利益が増え、給料も上がりやすく、人々がお金を使うようになります。しかし、景気が良すぎると、物の値段が急に上がったり、土地や株などの値段が異常に高くなることもあります。そのため、政府や中央銀行は、金利を調整したり、税金の使い方を工夫したりして、景気が安定するように努めます。景気を知ることは、私たちが生活をどのように送るか、将来にどう備えるかを考える上で役立ちます。景気が良ければ、積極的に消費したり投資したりできますし、悪ければ、支出を控えたり、貯蓄を増やしたりできます。このように、景気は私たちの生活と深く関わっているので、日頃から関心を持つことが大切です。