
特定公社債とは?わかりやすい解説と税金の扱い
特定公社債とは、税法で定められた公社債の一種で、国が発行する国債や地方公共団体が発行する地方債などがこれに当たります。外国政府や外国の地方公共団体が発行する債券も含まれます。一般の投資家に向けて募集された公社債や、証券取引所に上場している公社債も同様です。ただし、特定の会社が発行する社債など、一部例外もあります。過去に発行された公社債も特定公社債として扱われる場合があります。これらの公社債から得られる利子や売却益は、税金の計算上、特別な扱いを受けます。たとえば、利子は源泉分離課税の対象となり、確定申告が不要な場合もあります。しかし、他の所得と合わせて確定申告をすることで、税金の還付を受けられる可能性もあります。売却益は、株式等の売却益と損益通算が可能です。特定公社債は、税制面で優遇されているため、個人の資産運用において有効な選択肢の一つと言えるでしょう。