
国際証券監督者機構協力会員諮問委員会とは?
協力会員諮問委員会、通称AMCCは、国際的な証券監督機関であるIOSCOに設置された委員会です。その前身は、自主規制機関諮問委員会、略称SROCCとして1989年に設立されました。しかし、時代の変化と共に協力会員の構成が多様化したため、2013年9月に現在のAMCCへと名称が変更されました。この名称変更の背景には、協力会員の範囲が拡大し、さまざまな視点を取り込む必要性が高まったことがあります。証券市場の国際化が進むにつれて、各国や各地域の規制機関が連携し、市場の健全性を維持することが不可欠となりました。AMCCは、新興国や発展途上国の証券監督当局も協力会員として迎え、それぞれの国の市場の状況や課題を共有し、より包括的な視点から国際的な規制のあり方を検討しています。AMCCは、このような変化に対応するために、より幅広い意見を取り入れ、より効果的な政策提言を行うことを目指しています。