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投資情報

帳簿価格とは?資産価値を理解するための基礎知識

帳簿価格とは、会社が持つ財産が、会計帳簿にどのような金額で記録されているかを示すものです。これは、財産を手に入れた時の値段、つまり取得原価が基本となります。 たとえば、会社が土地を1億円で購入した場合、その土地の帳簿価格は原則として1億円です。しかし、時の流れや市場の変化で、実際の価値は変わることがあります。建物であれば、価値の減少に応じて帳簿価格も下がっていきます。これは、建物の購入価格から、それまでに減った価値を差し引いた金額として計算されます。この帳簿価格は、会社の財政状態を知る上でとても大切です。なぜなら、会社の純粋な財産を計算する時に、財産の価値をどう判断するかの基準になるからです。投資家や金融機関は、会社の財政状況を分析する際、この帳簿価格を参考にします。帳簿価格は、市場での売却価格と必ず同じではありませんが、会社の財産の価値を理解するための手がかりとして、重要な役割を果たします。会計のルールに従って計算されるため、客観的な指標として使えるのが利点です。 したがって、会社の財政分析をする時は、帳簿価格の意味をしっかり理解することが大切です。