
国際協力銀行とは?日本の経済発展を支える重要な役割
国際協力銀行は、二つの重要な組織、日本輸出入銀行と海外経済協力基金が統合して生まれました。それぞれの機関が担っていた役割を継承し、より効率的で効果的な国際協力を推進することが目的です。日本輸出入銀行は、貿易と投資を通じてわが国の経済発展を支え、海外経済協力基金は、開発途上国の経済協力を主な目的としていました。この統合により、わが国の経済活動と国際協力の両面から、世界的な問題解決に貢献できる体制が整いました。設立当初は、わが国の企業が海外で事業を拡大する際の資金調達を支援したり、開発途上国の経済開発を支援することが主な役割でした。現在では、地球温暖化対策や資源の安定確保など、地球規模の課題への取り組みも重要な柱となっています。国際協力銀行は、わが国の政府系金融機関として、民間企業だけでは難しい大規模な計画や、リスクの高い計画にも積極的に関わり、わが国の経済成長と国際社会の発展に貢献しています。その活動は、エネルギー、資源、社会基盤整備、環境保全など、多岐にわたります。今後も、国際社会におけるわが国の存在感を高め、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。